比較的手に入りやすいもののなかから、管理人のお薦めを 必携盤、スタジオ録音、ライブ録音に分けてご紹介します。 ディスコグラフィ は こちら !
- 必携盤!! -
1. April In Paris (1955, Studio) ベイシーの一枚といえばコレ!Frank Foster(ts)、Frank Wess (ts,fl)、Thad Jones (tp)、Joe Newman (tp)、Sonny Payne (dr) などのスタープレイヤーを擁し、なおかつ April In Paris、Corner Pocket、Shiny Stockings などその後の重要レパートリーがズラリ。Dinner With Friends も熱い! 2. Basie (aka "Atomic Basie") (1957, Studio) メンバーの交代がほとんどなく、抜群の一体感を見せアトミックバンドと称された時代の幕開けとなった一枚。Li'l Darlin'、Splanky、Whirly-Bird などのエバーグリーンナンバー揃い!アレンジは全曲 Neal Hefti。 3. Basie-Straight Ahead (1968, Studio) ポップス作を乱発し「ベイシーマシーン」と揶揄された時代からの復活を遂げた一枚。全曲 Sammy Nestico によるアレンジはキャッチーかつベイシーバンドの伝統もしっかり押さえていて、もっともCD化が望まれていた一枚。まさに「学生バンドの聖典」! 4. Basie In London (1956, Live) ヒット作、April In Paris リリース直後、アトミックバンド前夜ともいえる時代の異常な熱気に包まれたライブ!沈んでいるときに聴けば必要以上に元気になることウケアイ!!Jumpin' At The Woodside、Shiny Stockings、Corner Pocket、One O'clock Jump など、定番ナンバーもズラリだし、ほかのアルバムと比べても入手しやすいので「はじめてのベイシー」にも超オススメ! ※管理人の「初めてのベイシー」もコレでした(^^;)。 5. Breakfast Dance And Barbecue (1959, Live) 不動のメンバーと、バンドの特色を知り尽くしたアレンジャーによるレパートリーで完璧な一体感をみせたアトミックバンド時代の最強ライブ!近年再発されたCDはボーナストラック10曲で超お得!! 6. Montreux '77 (1977, Live) '76年に心臓疾患で倒れて数ヶ月の療養の後、不死鳥のように復活したベイシーの快調なライブ!演奏ナンバーも定番揃い!ベイシーバンドには不似合いな超ハイノートトランペッター( Lyn Biviano )や、バリバリ増幅したベース( John Duke )などもご愛嬌。 - "Studio" Recordings - 1. Basie Big Band (1975) 70歳を過ぎたベイシーが最後の輝きを放った Pablo レーベルでのスタジオ録音第一作。これまた全曲 Sammy Nestico のアレンジ。The Heat's On、Freckle Face、The Wind Machine など名曲もズラリ。 2. Basic Basie (1969) + High Voltage (Basic Basie Vol.2) (1970) 隠れた名盤!話題にのぼりにくい時代のアルバムですが、くつろいで聴くにはもってこいですよ。バラードも名演。2枚あわせてどうぞ。 3. The Original American Decca Recordings (1937 - 1939) ベイシー楽団のルーツは April In Paris や Atomic Basie などではなく、実はベイシーを聴き始めた人が敬遠しがちなオールドベイシー時代にあったりします。ヘッドアレンジで譜面にとらわれない自由、豪快と繊細、糸がピンと張り詰めたような緊張感と、ぬるま湯につかっているようなリラクゼーションが奇跡的に共存した音楽は一聴の価値あり! Lester Young (ts)、Herschel Evans (ts)、Dicky Wellls (tb) Buck Clayton (tp)、Harry 'Sweets' Edison (tp)、All-American Rhythm Section ( Count Basie (p), Freddie Green (gt), Walter Page (b), Joe Jones (dr) ) など数々のスタープレイヤーにも注目!! - "Live" Recordings - 1. Count On The Coast Vol.1 & Vol.2 + Basie's Golden '58 (1958) 第二の黄金期と呼ばれたアトミックバンド時代初期に2週間あまり出演したLA、Crescendo Club での録音集。「演奏よし」「選曲よし」「音質よし」の3拍子揃った好録音!!見つけたら即買い!! 2. Sinatra At The Sands + Live At The Sands (1966) エンターテイメントの帝王、Frank Sinatra (vo) とベイシーバンドの共演!指揮は Quincy Jones (arr)!それだけで十分購入する価値ありですが、内容も最高!ベイシーバンド単独の演奏 ( Live At The Sands ) もあわせてどうぞ! 3. On The Road (1979) '80年代になるとベイシーの体調に比例してか、バンド全体の演奏も元気がないものになっていきますが、最後に光を放ったライブ盤ともいえるこの一枚!冒頭の Wind Machine、アツいアツい There Will Never Be Another You は必聴! - 番外編(映像) - Count Basie Big Band '77 (1977) 映像を見たときの衝撃は何百枚のCDを聴くよりも説得力を持つことがあります。このDVDもそんな好例のひとつ。 Montreux '77の映像版。 |