Sonny Cohn (tp)

● Wendel Cully (tp) 脱退後、'60年代以降のベイシーバンドの 3rd.トランペットといえば、この人。ソロもあまり吹かずセクションプレイに徹した、まさに職人的なプレイヤーといえるでしょう。映像を見る限りでは、トランペットセクションのほかの3人はカップミュートをつけているのに、彼はハーマンミュートで吹いていたり、特殊な役割を任っていたのは確か。'60年に入団してからはよほど居心地が良かったのか、そこからベイシーの死以降も楽団に残った。ベイシーの死後のアルバム、Way Out Basie の April In Paris のソロも余裕しゃくしゃくで吹いていて、その実力のほどをうかがわせます。ちなみに現在も生地シカゴでご健在だそうです。


ソロを聴くなら・・・。

Li'l Darlin' ( Whirly-Bird ) :
スローテンポの名曲。毎回同じだけど、なぜか感動してしまいます。

Blee Blop Blues ( En Concert ) :
バンド加入直後の若さあふれるソロ。

Stella By Starlight ( Jazz Icons - Live In '62 - ) :
抒情的なバラードから一転、ハイノートも駆使した彼ならではのフィーチャー曲。ステージ演出にも注目!