Jimmy Forrest (ts)




● Eddie 'Lockjaw' Davis の後釜として'72年に加入した名テナーマン。アーシーなブルースナンバー、"Night Train" の作者として知られ、どちらかというとソウルジャズのフィールドで活躍していたので、昔ながらのスウィングスタイルのベイシーバンドへの参加は意外な感があります。しかし、そんな素人の心配などどこ吹く風、アップテンポのジャンプナンバーからミディアムブルース、メロウなバラードまでエモーショナルに吹きこなし、ベイシーも気に入っていたのではないかと思えます。特に、どんな曲を吹いても彼のソロ全体に横溢する疾走感、スピード感は他に類を見ないものです。実はベイシーバンドの歴代テナーの中で管理人が一番好きなのが彼。二人のフランク(Frank FosterFrank Wess)や Eddie 'Lockjaw' Davis らの華麗なテナーマンの影で、ベイシーバンドのメンバーとしては最も過小評価されているプレイヤーだと思います。Jimmy Forrest にもっと光を!
ソロを聴くなら・・・。

Basie Power ( Jazz At The Santa Monica Civic '72 ) :
バンド参加直後の演奏。スピード感抜群のソロ!バンドも絶好調!必聴!

The Heat's On ( Basie Big Band ) :
有名なこの曲のソロも彼です。

The Wind Machine ( Basie Big Band ) :
ソロの出だしのブレイクが最高!

Body And Soul ( Fun Time ) :
バラードなのに強烈にアツい演奏!ベイシーもあきれる(?)ほど!

Bag Of Dreams ( Montreux '77 ) :
自作のバラード。独壇場!!