- Meet The Band Leaders - |
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安易な(?)ポップス作を連発し、ベイシーマシーンと揶揄された'60年代まっただ中の映像。1964年と1965年のいずれもダンスパーティでの演奏がおさめられていますが、それぞれのステージの全貌は Swingtime Video シリーズの Vol.1、Vol.6、Vol.7 の3枚を集めないと見られない仕組みです。 本作の見どころは、なんと言っても Sonny Payne の冴えわたるドラムが堪能できる Corner Pocket!気配を消してバッキングに徹する冒頭とはうって変わって、ソロ以降はフィル入れまくり、カメラ目線送りまくりで完全に彼の独壇場と化してます。それでもトゥッティの間のベイシーのソロでは瞬時にバッキングに戻る瞬発力!(戻る瞬間の「ロケット打ち上げ」と渾身のスネア一発は完璧!!)'55年の採用以来、'57〜'62年の黄金のアトミックバンド期を含め、10年に渡ってバンドをスウィングさせまくった男の魅力がこの1曲に詰まっています。この1曲だけでも買う価値アリ!! 低迷期と思われがちなこの時期(確かにスタジオ録音には恵まれていませんが)、のちに主亡き後のバンドリーダーとなる Grover Mitchell, (tb) が言うように'50年代と変わらず腕利きのミュージシャンが揃っており、ライブ活動も実に充実した日々を送っていたのが見て取れる貴重な一枚。 |