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最高にシビレるジャケット!Verve への復帰作!!Neal Hefti!!!それだけでこのアルバムは買う価値アリ!! '30年代に続く第二の黄金時代といわれた Roulette レーベル在籍期('57〜'62年)を経て April In Paris や Basie In London、At Newport などの傑作を生み出した、古巣 Verve レーベルへの復帰作。アレンジは '51年のバンド再結成からアレンジを提供し続けた黄金期の立役者の一人、Neal Hefti。Roulette での2枚(Basie (a.k.a. "Atomic Basie")、Basie Plays Hefti)に続き自身のナンバーのみをフィーチャーしたアルバムは3枚目ともあって、アップテンポ、ミディアム、スローとまさに変幻自在です。 ベイシ−楽団はFrank Wess (ts,fl,as) の登場からフルートソロをひとつの売り物にしており、'60年代以降も Eric Dixon (ts,fl) に引き継がれます。このアルバムが録音された '60年代初めは新旧フルート奏者がともに在籍していた希有な時期。それを Cute、Scoot など フルートフィーチャー曲を数多く提供してきた Hefti が見逃すはずがなく、Skippin' With Skitch では二人のフルートソリストに Charlie Fowlkes (bs,fl) を加えてフルートの三重奏を聴かせてくれます。Shanghaied など少々凝り過ぎの曲がなきにしもあらずですが、 I'm Shoutin' Again や Jump For Johnny のようなアップテンポナンバーにはお決まりではあるものの、心躍らされます。個人的にはミディアムファストのキャッチーなメロディが Basie + Hefti らしい Together Again がお気に入りです。 それにしても Basie Rides Again しかり、乗りものに乗ったベイシーは実に絵になりますねえ・・・。 |