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優れたソリストやセクションプレイヤーに恵まれ、しかもそのメンバーがほとんど異動しなかったこと、加えてベイシーバンドの特色をうまく引き出すことのできる内外のアレンジャーにも恵まれたことなどからが'30年代と並んで黄金時代といわれるアトミックバンド時代。とりわけ Breakfast Dance And Barbecue、The Count In England などの名盤を生んだ'59年は豊作の年として知られています。そんな'59年、スウェーデンでのライブ!! 豊作の年であることに加え、Basie In London(実際はスウェーデンでのライブ)、Americans In Sweden Vol.1、同 Vol.2、Basie In Sweden など、ベイシーとは縁の深いスウェーデンとあってはファンとしては見逃すことができません。放送録音のエアチェックとあって音質は当時の他の録音と比べてもかなり悪い部類に入りますが、スクラッチノイズの奥から聞こえる演奏はベイシーがニンマリしているのが伝わってくるような素晴らしさです。特にあまりライブバージョンが残されていない Midgets、Brushes And Brass はうれしいですねー。 初心者にはあまりオススメできませんが、The Count In England からわずか2日後の演奏で、わずかな日数で西欧・北欧諸国を回った超過密スケジュールにもいつもどおりの演奏ができるバンドのクオリティの高さを伺い知ることのできる貴重なドキュメントといえるでしょう。 |