A Jazz Hour With Count Basie Vol.1


1. In A Mellotone
2. Midgets
3. Whirly-Bird
4. Basie Boogie
5. The Deacon
6. Cute
7. Ol' Man River
8. The Kid From Red Bank
9. Spring Is Here
10. Why Not ?
11. Corner Pocket
12. Little Pony
13. Blee Blop Blues

Personnel : Count Basie (p), Freddie Green (gt), Eddie Jones (b), Sonny Payne (dr), Snooky Young, Thad Jones, Wendell Cully, Joe Newman (tp), Al Grey, Henry Coker, Benny Powell (tb), Frank Foster, Eddie 'Lockjaw' Davis, Billy Mitchell (ts), Marshal Royal, Frank Wess (as), Charlie Fowlkes (bs)

Location & Date : 1957 - 1959

50年代後半、希代の名リードトランペッター、スヌーキー・ヤングを迎え、絶好調のベイシー楽団を捉えた海賊盤。Autumn In Paris と The Atomic Band Live In Europe からのピックアップ。音質もこの当時にしては悪くない。演奏はいうまでもないが素晴らしいの一言。なかでもあまり録音の残っていないベイシーのストライド奏法炸裂の "The Kid From Red Bank"、エディ・ジョーンズ (b)、フレディ・グリーン (gt) のソロまで聴ける "Midgets"、バンドのウォームアップから収録されていて、おそらくコンサートのオープナーで演奏された "Why Not" などがうれしい。個人的にはリズム隊のみで鬼のようにスィングし、ブレイクではゾクゾクするほどスリルのある "Basie Boogie"、イントロでメンバー(アル・グレイ (tb) か?)がフレディ・グリーンについて唄っている "Cute"、ベイシー楽団のバリトン奏者を長くつとめたチャーリー・フォークスをフィーチャーした "Spring Is Here"、ベイシー楽団によるエリントン解釈が楽しめるフランク・フォスター編曲の "In A Mellotone" などが興味をそそられるところ。"Ol' Man River" はソニー・ペインの長〜いお手玉ソロが楽しめます。バンドも客席も沸きに沸いています。すごい。