Count On The Coast Vol.2


1. H.R.H
2. Duet
3. Teddy The Toad
4. Smack Dab In The Middle
5. Pensive Miss
6. One O'clock Jump
7. Counting The Blues -> Blues-O-Rama
8. Lullaby Of Birdland
9. I've Got A Girl -> Roll 'Em Pete
10. You're A Memory
11. Scoot
12. Who, Me ?
13. The Kid From Red Bank
14. Late Date
15. Stop Pretty Baby
16. Gee, Baby Ain't I Good To You
17. Shiny Stockings
18. April In Paris

Personnel : Count Basie (p), Freddie Green (gt), Eddie Jones (b), Sonny Payne (dr), Snooky Young, Thad Jones, Wendell Cully, Joe Newman (tp), Al Grey, Henry Coker, Benny Powell (tb), Marshal Royal (as,cl), Frank Wess (as,ts,fl), Frank Foster, Billy Mitchell (ts), Charlie Fowlkes (bs), Joe Williams (vo)

Location & Date : Crescendo Club, LA, Jun 24 - Jul 3, 1958

1958年、6月24日から7月3日まで、ベイシーはロスアンジェルスのクレッセンド・クラブに出演。その模様は Count On The Coast Vol.1Count On The Coast Vol.2Basie's Golden '58Live In 1958 & 1959Live ! ( One O'clock Jump )Corner Pocket という計6枚のアルバムに収められています。音質も良好で、第二次黄金期と呼べるベイシーバンドのくつろいでいて、なおかつ切れ味抜群のライブを堪能できます。

本作は Vol.1 と併せて選曲もはずれがなく、初心者から玄人まで楽しめる内容になっています。どれも珠玉の名演ながらそのなかでもひときわ光を放っているのが、当時アトミックバンドと呼ばれたバンドの立役者の一人、Snooky Young (lead tp) をフィーチャーしたバラード、Pensive Miss。それまで抑制されたバッキングをしていたホーンセクションが、ベイシーがたったひとつの音を弾くだけで一気にフォルテシモで前面に出てくるさまは、これぞカウント・ベイシーの真骨頂と呼べる瞬間でしょう。ライブ録音はあまり残されていない Scoot、どういうわけかこの時代の音源は少ない定番 Shiny Stockings、April In Paris、ベイシーのソロが存分に楽しめる The Kid From Red Bank、バンドがヴォーカルのバックに回っても信じられないほどのキレをみせる Smack Dab In The Middle などいちいち挙げていたらきりがないほど名曲名演レアテイクのオンパレード!このクレッセンドクラブに出演した2週間の間、演奏が全て録音されているとしたら、ぜひともコンプリート盤を聴いてみたいものです。