Count Basie Jam '75


1. Billie's Bounce
2. Montreux Blues I (a.k.a. Festival Blues)
3. Lester Leaps In
4. Montreux Blues II (a.k.a. Collection Blues)

Personnel : Count Basie (p), Niels Pedersen (b), Louis Bellson (dr), Roy Eldridge (tp), Johnny Griffin (ts), Milt Jackson (vib)

Location & Date : Montreux, Switzerland, Jul 19, 1975

を挙げての一大音楽イベント Montreux Jazz Festival。ジャズを問わず様々なジャンルで多くの名盤が生まれる場となっていますが、ベイシーも Fun TimeMontreux '77On The Road などの名盤を残しています。

 本作は Fun Time と同日のステージでのジャムセッションを収めた映像。ベイシーとは The Sound Of Jazz で共演している名トランぺッター、Roy Eldridge、Wes Montgomery (gt) や Eddie 'Lockjaw' Davis などとの共演で知られ、"Little Giant" の異名を持つ Johnny Griffin (ts)、ベイシーとは Pablo で2枚の競演盤を吹き込む Milt Jackson (vib) ら、ピンでステージを張れる豪華メンバーが一堂に会しているさまはなかなか迫力があります。オープナーはビバップのブルース、Billie's Bounce。ベイシーのイントロに導かれて Griffin、Eldrige が熱いソロを繰り広げますが、なかでも Milt Jackson のソロは圧巻!アップテンポでも全くリズムが乱れることがなく、ソロの終盤の盛り上がりは Louis Bellson (dr)、Niels Pedersen (b) というリズムセクションの名手たちすらもぐいぐいと引っ張っているような印象すら受けてしまいます。ベイシ−は Lester Leaps In で長めのイントロが聴ける以外は自分のバンドのときと同じように控えめなプレイに終始しますが、ここぞというところで切り込むバッキングにはいつものことながら唸らせられますね。ベイシ−の楽しそうな笑顔も必見です。

 ちなみに一曲少ないかたちでCD(Jam Session At Montreux 1975)もありますのでそちらも是非!