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アレンジャー、Chico O'Farril のアレンジを全面的にフィーチャーしたアルバム(3.のみ Eric Dixon。)。曲目は古い唄モノのスタンダードの小品が中心。のっけから Basie-Straight Ahead でも大活躍した Eddie 'Lockjaw' Davis (ts) と Harold Jones (dr) がガンガン飛ばすアップテンポの Idaho!ベイシーのイントロからもうメロメロ。アルバム全体を通して聴くと、 この時代の数少ないスタープレイヤーなだけあって Eddie 'Lockjaw' Davis が大半の曲でソロをとっています。彼のソロは大好きなのですが、えげつないテナーソロが4曲も5曲も続くと、さすがに食傷気味・・・。とはいえ、数年前までポップス作品を乱発し、ベイシーマシーンと揶揄された時代が嘘のように好調で、聴く価値は十分にあり!です。もうひとつ難癖つけるとしたら、ベイシーの愛奏曲、As Long As I Live はゴージャスなホーンセクションなんて入れずに、リズム隊だけで素朴に聴かせてほしかったなー・・・。 ちなみに、悪名高い Laserlight レーベルから出されている Ain't Misbehavin' はこのアルバムの全曲+ Count On The Coast Vol.1 の Flight Of The Foo Birds をなんの脈絡もなく付け足した、ある意味ケシカラン、ある意味お得なアルバム。 |