Breakfast Dance And Barbecue


1. The Deacon *
2. Cute *
3. In A Mellotone
4. No Moon At All *
5. Cherry Red *
6. Roll 'Em Pete *
7. Cherry Point *
8. Splanky *
9. Counter Block
10. Li'l Darlin' *
11. Who, Me ?
12. Five O'clock In The Morning
13. Everyday I Have The Blues *
14. Back To The Apple *
15. Let's Have A Taste
16. Moten Swing
17. Hallelujah, I Love Her So
18. One O'clock Jump

* : bonus track on reissue CD

Personnel : Count Basie (p), Freddie Green (gt), Eddie Jones (b), Sonny Payne (dr), Snooky Young, Thad Jones, Wendell Cully, Joe Newman (tp), Al Grey, Henry Coker, Benny Powell (tb), Frank Foster, Billy Mitchell (ts), Marshal Royal, Frank Wess (as), Charlie Fowlkes (bs), Joe Wolliams (vo), Harry 'Sweets' Edison (tp on 18)

Location & Date : The Americana Hotel, Miami, Florida, May, 31, 1959

好調のベイシーバンドの凄まじさを味わいたいならコレ!ルーレットレーベルに所属し、メンバーチェンジがほとんど無かった1950年代後半のライブの中でもひときわ強い光を放つ名盤!オリジナルLPは8曲だったものがCDで再発されて、ボーナストラックを10曲も追加した豪華盤!ちなみに、この日のライブの全貌はThe Complete Roulette Live Recordings で聴くことが出来ます。

 1930年代からワンナイトスタンド、あるいはワンナイターと呼ばれる、『演奏→深夜移動』という毎日を送っていたことで有名なベイシー楽団。しかし、この1959年5月31日はそれを更に上回る、NYのホームグラウンド、バードランドでの演奏を終えて、そこからはるか南のマイアミまで飛行機でひとっ飛びしてのダブルヘッダー!深夜からの3セット全25曲に渡ったこのステージはアメリカ各地から3000人に及ぶディスクジョッキー、レコード関係者を集めて開催された第二回全米ディスクジョッキーコンベンション( the Second Annual Disc Jockeys' Convention )。つまり聴衆は耳の肥えた人ばかり。必然的に気合いが入ろうというものですが、絶好調のベイシーバンドにはそんなこと関係無し!いつもと同じリラックスしながらも豪快にドライブする名演を聴かせてくれます。そのことは1曲目 The Deacon からも明らか。ベイシーがイントロで弾き出す、これ以上ありえない快適なテンポ、Al Grey (tb) のプランジャーソロからトゥッティーまで、ベイシーのエッセンスを詰めこんだようなこの1曲でもうノックアウトですねー。Splanky で 2小節早く間違えて後テーマに入ってしまうのはハードスケジュールゆえのご愛嬌かな?Joe Williams (vo) もすこぶる快調!ベイシーの長いキャリアの中でもおそらくベスト3にはいる超名盤!必聴!!