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ベイシーとは縁が深いスウェーデンのイェーテボリでのライブ録音。商業的な成功を収めた April In Paris を引っさげてのツアーなだけに観客の熱狂ぶりも凄まじく、やたらとノッているバンドの雰囲気と相まって、異様な熱気に包まれている会場の雰囲気がスピーカー越しにもよく伝わってきます。ヘッドアレンジで猛烈にスウィングするオールドベイシー時代からのレパートリー Jumpin' At The Woodside で幕を明け、観客の気持ちを知りつくしたかのような絶妙な選曲。プレイヤーとしては優秀であるものの、素行に問題があったといわれるリードトランペッター、Reunald Jones も絶好調! 1957年の Roulette レーベル移籍直前の過渡期的な演奏であるものの、後の黄金時代を予感させる充実した演奏です。入手しやすい、曲数多い、代表曲だらけ、そしてもちろん演奏サイコー!という至れり尽くせりの一枚。 なお、近年発売されたThe Complete Clef / Verve Count Basie Fifties Studio Recordings で、再発以来長年 Untitled とされてきた音源が Oink という曲名だったのがわかりました。 |