( a.k.a "Atomic Basie" or "The Atomic Mr. Basie") |
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1957年、ベイシーは大手キャピトルレコード傘下の Roulette レーベルへ移籍。それと時を同じくして、腕は確かなものの素行に問題があったといわれる Reunald Jones (tp) に代わって、不世出のリードトランペッター、Snooky Young が加入。ルーレットレーベルとの契約期間と Snooky Young の在籍期間はほぼ一致し、この期間はアトミック・バンド時代と呼ばれベイシーの長いキャリアでも Lester Young (ts) らのスタープレイヤーを擁した’30年代と並んで第二の黄金時代といわれています。 その黄金時代の幕開けを飾る、アトミックバンドの由来にもなった一枚。原題は "Basie" とそっけないものですが、あまりに印象的なジャケットのため一般的には通称の "Atomic Basie" のほうが定着しています。全曲 Woody Herman 楽団でトランペッター/アレンジャーとして活躍した Neal Hefti のペンによるもの。'51年のバンド再結成直後から採用されていた Hefti のアレンジはカンサスシティ時代からのベイシーバンドの持ち味を生かつつモダンな味付けをきかせたもので、従来のスタイルからモダンビッグバンドへの軌道修正を狙っていたベイシーの思惑とぴったりだったのでしょう。メロディはポップでこのアルバムの曲目は "Splanky"、"Whirly-Bird"、"Li'l Darlin'"など後々まで演奏される優れたものが多く、アトミックバンド門出の記念碑的アルバム。 ちなみに、近年再発されたCDは、 |